

古着屋を営みながら、音楽フェス「SIVEL WARS」の開催や
「信楽中学生カンパニー」の代表を務めるなど、
地域活動に尽力する福山淳さん。
人が集まる場所づくりと地元への思いを伺いました。
– 福山さんのこれまでの経歴を教えてください。
信楽生まれ信楽育ちです。
家業はふとん屋で小さい頃からミシンに触れる環境だったこともありファッションに興味を持ち、信楽高校ではデザイン科で美術を、大学は兵庫で服飾を学びました。
その後、神戸の古着屋に就職。最終的には店長も任せていただき、仕入や販売はもちろん、経営まで一通り経験し、多くのことを学ばせてもらいました。

– 古着屋「siveL」をオープンするまでの道のりについて教えてください。
信楽の人が京都や大阪に買い物に行く姿を見て、地元にも若い世代が楽しめる店を作りたいと考えるようになりました。
26歳で地元に戻って、実家の一角に在庫を置いてネットオークションに出品するところからスタート。
徐々にスペースを拡大して、地元の人にも知ってもらえるようになって、始めて1年経たないうちに「siveL」の看板を掲げました。

– 地元での仕事や活動はどのように広がっていきましたか?
正式に店をオープンしてからは、地域の組合や消防団を通じて世代を超えたつながりを持てるようになりました。
ボランティア活動やイベントにも呼ばれるようになって、コミュニティが広がりましたね。
2014年にはお店も現在の形に。神戸で見てきたような、古着や雑貨で埋め尽くされた空間に家具も置いて、お客さんが気軽に喋りに来られるような場所にしました。
古着の販売だけではなくて、相談や困りごとの手伝いもするようになって……周りから「あの人に相談すれば対応してくれる」「あの人に話を聞いたら面白い」と言ってもらえるようになって、信頼関係ができていったと思います。

– 音楽フェス「SIVEL WARS」について教えてください。
滋賀県内のバンドを中心に10組以上出演する無料の野外音楽イベントで、2016年に信楽陶芸の森で初めて開催して、今では3,000人が集まる大きなイベントになりました。
地元飲食店の出店や、世代を超えて活発なスタッフが集まってくれたこともあり、交流が生まれています。

– 次世代への取り組みや、地域活動について教えてください。
「信楽中学生カンパニー」という活動のお手伝いをしています。
中学生の作品をコンビニで販売したり、店舗や信楽高原鐵道とコラボレーションしたり、まちの人に楽しんでもらえる取り組みを意識しています。
ギャラリー・フリースペースの「FUJIKI」も活動拠点にしていて、これまではあまり使われていなかった施設ですが、最近は小学生の校外授業拠点やレンタルスペースとして利用してもらっています。
イベントや取り組みは、単発で終わらせずに継続して運営すべきだと思っていて、それが地域活性や魅力発信に繋がると考えています。

– 活動の根底にある思いを聞かせてください。
やはり小さい頃から信楽が大好きで、譲れない「信楽愛」があります。
そこに「誰もやっていないことをやってみたい」「地元の人たちと一緒に盛り上がりたい」という思いが重なっています。
さらに今は、次の世代に引き継いでいきたいという気持ちも強くなっています。
信楽で育ったからこそ、子どもたちに信楽の良さや魅力をもっと伝えていきたい。
そのきっかけづくりができればと思っています。
死ぬまで信楽愛を貫き、地元と関わりながら、まちの未来を見守っていきたいと思っています!
古着屋 siveL
甲賀市信楽町長野1163
☎ 080-4233-5539
@sivelusedclothing
https://sivel.jp/
2026年4月、カフェを併設したVINTAGE CLOTHING専門店を
国道307号線沿い「狸屋分福」2階で新たにオープン!
\ ↓ここの2階!↓ /

SIVEL VINTAGE CLOTHING&CAFE
甲賀市信楽町西459
11:00~16:00(L.O. 15:30)
木曜休み
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