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第18号できました!

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《未来をつくる人々》<br />
まちょさん

《未来をつくる人々》
まちょさん

今回の未来をつくる人々は、「しがクロッキー部」という
市民活動を主宰されている草津市在住のイラストレーター兼グラフィックデザイナーのまちょさん。
「しがクロッキー部」は、幅広い層の方々が自主的に参加し活動している、
まさに市民活動の象徴のような存在。
企業のパンフレットや広告の挿絵などデザインのお仕事をされているまちょさんが、
どうして「しがクロッキー部」を始めたのか、その活動内容について、
今後どのような展開を考えておられるのかなどお聞きしました。

町の隠れアーティストを
集めるキュレーター

 
まちょさん
 
今回の未来をつくる人々は、「しがクロッキー部」という市民活動を主宰されている
草津市在住のイラストレーター兼グラフィックデザイナーのまちょさん。
「しがクロッキー部」は、幅広い層の方々が自主的に参加し活動している、
まさに市民活動の象徴のような存在。
企業のパンフレットや広告の挿絵などデザインのお仕事をされているまちょさんが、
どうして「しがクロッキー部」を始めたのか、
その活動内容について、今後どのような展開を考えておられるのかなどお聞きしました。
http://machoco-bo.com/
 
 
– 今日はありがとうございます。
早速ですが、まちょさんの絵は細かいディティールも描いてるのにあったかくて印象的で素敵ですね。
そんなプロのイラストレーターのまちょさんが、クロッキー部を始められたきっかけを教えていただけますか?

始めた動機は、子どもが生まれてから絵を描く時間がなくなって、ちょっと苦しんだ時期があって、
そういうお母さんがいっぱい集まれば、順番に子どもを見て絵を描く時間をお互いに作れるのでは?と思ったことでした。
最初はお母さん3人くらいから始めたんですけど、続けていくうちに世代が拡がり、
今や20代から70代まで全ての年代の方が揃うように。子どもも入れたらもっと幅広いですね。
人数も最近は毎月10数人集まるようになってきました。
 
《未来をつくる人々》 まちょさん
 
– そのような幅広い層の人たちで、どのようなテーマで描いているんですか?
集まった人が交代でモデルをやって、それを3分間で描いてます。モデルのお題はその直前にモデルをした人が決めるんです。
皆、季節感を重視したりしますね。たまたま11月11日に開催した時があって、その日は皆やたらポッキーの絵ばかり描いてました(笑)。
ポッキーを食べようか悩んでるポーズとか、煙草を吸うように食べるポーズとか。
画材は鉛筆の方もいれば、マジックや色鉛筆、筆ペンなど本当に自由ですね。
場の雰囲気は子どもがいて程よくうるさいという感じです。
しーんとして、真面目に描きましょう!みたいな雰囲気では全くないです。
ちょっと子どもが盛り上がりすぎたら、隣の託児室も借りてるので、そっちに行って遊ぼうか!ってやっています。
子どもの機嫌がいい時は、モデルをしてくれたりもしますよ。
 
《未来をつくる人々》 まちょさん
 
– 3分で集中して描いていくってメリハリがあって良さそうですね。描いた絵は発表したりするんですか?
毎回、今日の一枚を見せ合っています。皆さん個性があって描き方が全然違いますし、お互いに作品を鑑賞しあうのは面白いです。
あと不定期でクロッキー部の作品と皆さんが普段ご自身でされている制作活動の作品を一緒に展示する「グループ展」を開催しています。
ぬいぐるみ作品や陶器など分野が多岐に渡って楽しいですよ。次回は4月下旬に八百久さんというお店で開催します。
もちろん、グループ展でも子どもが楽しめる工夫をしていて、美術館のように静かにする必要は全くありません。
作品を販売する日も設けているのですが、とても好評でアートマルシェみたいになっていますね。
 
– 発表の場が更に地域での交流を拡げたりして、活動としても充実していますね。今後はどのような展開を考えているんですか?
そうですね、発表の場はアート好きな人だけじゃなく、たくさんの人に見てもらいたいので会場などにはこだわっていますね。
それといつも終わってから皆でランチに行くんですが、「次のグループ展どうする?」「最近どんな制作してる?」とか結構盛り上がるんです。
このランチ会が楽しくて来ていますっていう人もいるくらい。
そんな感じなので、今後の活動については、参加者の方と作っていきたいので特に決めていません。
ただ、私自身はこれまでのようにアートをやりたい人を集めて展示を企画して
皆様にご紹介するキュレーター的な役割がやりたいと思っています。
お母さんでもものづくりする人いるんだよ。
おばあちゃんでも子どもでもいるんだよって!
 
– 皆さんで決めていくのというのもいいですね。最後に、こんな人に来てほしいなというのはありますか?
描くのを諦めた人にもう一度描いてほしいというのはありますね。
大人になり30歳を超えると仕事や結婚などの理由で描くのをやめる人が多いんですよね。
でも、クロッキー部があるなら続けてみようかなと思っていただけるような場所になれば最高ですよね。
もちろん単にアートに興味があるという方も、全く別の創作活動してる方もいつでもご連絡お待ちしています!
 
– この記事を読んで参加してみたくなった「隠れアートしたい人」、是非4月の開催日に参加してみてください!そうじゃない方も!

© 2020 草津まち歩き新聞.